低迷していた事業を再生できました
2010年ごろに、地元の電器店を経営される経営者様からご相談を頂きました。
20~30年前にはどこの街でも見かけることの有った地元の電器店も、大手電器店が大通り沿いに出店し、安売りで鎬を削る状態が続いて競争が激化していました。
その結果、多くの電器店が閉店し、私の会社も業績が厳しい状態に追い込まれました。
後継者もいないし、業績不振なので会社を売りたい、との事でした。
決算書を拝見し、企業評価を実施したところ、評価額が300万円とお伝えしたところ、経営者様は落胆し、どうしたらよいかアドバイスを求められました。
経営者様に譲渡後、どうされるのかお聞きしたところ、譲渡後も会社に残って仕事がしたい!とのご希望がありましたので、一旦譲渡を保留し、ご提案する営業戦略でもう少し頑張っていただく事をお勧めし、再チャレンジする事となりました。
店舗の周辺の高齢者居住エリアを洗い出し、出張電球交換サービスを提案し、一軒一軒チャイムを押して回って、電球が切れたご家庭より交換の依頼を頂き、さらにテレビが地デジ化された事もあり、テレビの購入やチューナーなどのオーダーを受ける事で、売り上げが急増し、V字回復を実現しました。
また、事業外資産の売却やコストカットを実行頂き、3年後に再度、企業評価を実施したところ以前の30倍を超える評価となり、自信を取り戻した社長は今も現役で活躍されています。