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ここ数年でM&Aという言葉をよく聞くようになりましたが、M&Aとは会社と会社の合併や買収によって事業の拡大、あるいは新規事業への参入の時間的ロスを短縮するために実行される活動を言います。

当社では、2013年7月よりM&A仲介業務をしておりますが、インバウンド需要が発生し観光バス事業が活況だったころ、観光バス業界では平成28年1月15日に発生した、軽井沢スキーバス事故を踏まえドライバーの運転時間の規制など再発防止策を徹底する環境にありドライバーは圧倒的に不足していました。

この再発防止策についていけない観光バス会社は期限までに規制を充足できない場合観光バスの事業免許の更新が出来ないことが予想され、譲渡を検討する環境となっていました。

一方、規制を充足する会社はドライバーさえ確保できれば事業拡大が果たせるとの事で、赤字観光バス会社をドライバーの数により評価し買収するという現象が起きていました。

コロナ明けの現在の環境でも全業種に人材不足の波が押し寄せており、赤字会社でも人材によって評価が大きく変わる時代となっています。